眺望がすばらしい

桜やツツジの名所として知られる公園。ここは、明治10年の西南戦争で官軍と薩郡が17昼夜の激戦をくりひろげました。園内には弾痕の家(復元)や慰霊塔があり、往時の戦いを知ることが出来ます。

映像やジオラマでリアルに体験

国内最後の内戦だった西南戦争はなぜ起きたのか、戦いまでのいきさつ、戦いの様子などをパネルや資料の展示、臨場感のある映像やジオラマでリアルに学び、体験できます。

顔にすすを塗り、ぼろをまとって密命を果たした

谷村計介は、西南戦争のときに熊本に籠城した陸軍伍長で、熊本鎮台指令少将の谷干城の命を受けて密使となり、高瀬の官軍本営との連絡を無事に果たしたのち、田原坂の激戦で壮烈な最期を遂げました。

西南戦争のさなか、熊本城籠城軍に加わるために南下していた乃木希典率いる官軍の第14連隊は、薩軍の一部と激突。その際、第14連隊の旗手の河原林少尉が薩軍の村田三介に軍旗を奪われ、戦死した地と言われています。

田原坂の戦いはここで始まった

ここは官軍薩軍緒戦の地であり、田原坂をめぐる激戦の戦端がひらかれました。春には梅の花、秋にはイチョウの黄葉が境内を彩ります。